自然のもつ脅威を肌で感じる (西日本豪雨)
2918年7月6日から7日にかけての大雨は、ふだん雨の少ない瀬戸内海沿岸の、広島県、岡山県地方に大きな災害のつめあとをを残しました。
わたしの住んでいる福山市も、芦田川を含めあちこちで川や沼などが決壊寸前まで水位が上昇しました。写真は、家から100メートルのところにある川が、この辺まで水位があがったという証拠の写真です。
ふだんは道から降りてもう一段下に土手があり、そこを歩くこともできるのですが、この日は民家ものみこむかという不安がよぎるほどの水位です。半世紀ほどこの地をみてきたわたしも、私の両親にとっても初めてのことでした。
この写真は雨があがった次の日とったのですが、避難指示が出された前の晩は同じ水位でしたが、降り続く雨はやむ気配をみせず、車道にはサイレンを鳴らしながら消防車やらが行き来するので、恐ろしさというものを感じざるをえませんでした。
家族と相談しその場の状況をかんがえ、しばらく様子をみることとしてよこになりました。そして朝方雨もやみ、被害はまぬがれました。
人間は実感の動物だとおもいます。このように、目の前でおきた非常事態にはじめてこんなこともあるんだと知るのです。
異常気象とさけばれ耳もなれてきて、あまりすべてそれでおさめたくはないのですが、気象の状況がいろいろ重なって局所的に普段にはないことが起こることはめずらしいことではありません。
そういうリスクを背負ってわたしたちは日々この、酸素や二酸化炭素、日光や水といった生命存続に欠かせない恵みをあたえてくれる地球という住まいに生きていることを忘れないでいないといけないなと、思うのです。
災害にあわれた方々には、謹んでお見舞い申しあげます。1日も早い復旧、復興をお祈りいたします。