職場での人間関係を楽にするために
冬の寒さを乗り越えて、日射しの温かさを感じるこの季節です。今だからこそこの暖かさがこんなにもうれしいと感じるようです。早朝に鳴く小鳥の鳴き声も、今までなかったものだからこそ新鮮に感動し、春の兆しを伝えるものとして感じられるのだと思います。
わたしたちにとって感じること、感情というものは、幸せ感やセルフイメージを決める
大切な要素です。今日はなんとなく気持ちがめいるなとか、今日はハッピーな気分などと言ったりしますが、わたしたちはいつも感情と共にいて、それが普通程度ならあまり意識しませんが、ある限度を超えると自分で気になって仕方なくなりますよね。
そうなってくると、わたしたちはそのことが気にかかって捕われてしまい、冷静な判断ができにくくなります。
仕事場というのは、わたしたちのパフォーマンスを発揮する場ですから、感情的になりたくないですよね。しかしまた、さまざまな人間がひとつの場所でそれぞれの目的をもって活動しているし、組織的な上下関係が存在していたりしてそのなかで一定の成果を出さないといけないですよね。そこにいる人たちにもプレッシャーがあったり、コンプレックスがあったりなど、また人によっては自信がありすぎたりすることもありますしね。また、長時間続くということがあり疲れてもきますよね。厳しい環境だといえると思います。
もちろんそんな中でお互いに気をつかい、不愉快な思いをしないようにと心がけていますけれど。
特に働きはじめて日の浅いときは、なにかにつけて目の前に起こっていることの背景が読めなくて、自分だけ蚊帳の外のように感じたり、違った理解で誤解をしてしまったり、わからないことばかりで疲れてしまったりということがありがちです。
まず、感情的に不安定な時期を、そういうものだと覚悟してへたなことに首をつっこんだりすることなく、楽な気持ちで任されたことを集中してやる気持ちが大事です。
それでも、感情面での厳しさがなくなるわけではありません。ですから人によってさまざま工夫をしているのだということも、頭においとくといいと思います。
なぜ、楽にすることをお勧めするかといえば、それの方が長く続けることができると考えるからです。きつい状態が続けば体調をこわしやすくなりますし、時間をかけて覚えてマスターしたスキルも活用して人の役にたてることができなくなりますし、自分の時間を有効に活用してお給料をいただくことも、ままならなくなります。
自分で望んで次の目標のために辞めるのなら、もちろんいいのですが、その場がいずらくなったりしんどくなったりして辞めるのは、もったいないと思います。長年の夢だった職業にやっとつけたという時などなおさらです。
そういう事を避けるためにも考えてみてほしいです。
では、どう考えていったらよいかということを、これから一緒に考えていきたいと思います。