えみはな diary

自然と人と生命をさりげなく綴りっていきます。

感情について知っていますか?

f:id:har4fl172gr355775eg:20180227173439p:plain私たちが感情ということについて考える時、よい感情と悪い感情とどちらを思い浮かべるでしょうか?

 たぶん、今なにかいいことがあって気分のいい人は、よい感情を想像するでしょうし、あまりおもしろいことがなかったり、疲れてめいっている人は、悪い感情を思い浮かべることでしょう。そのくらい感情は、今という瞬間的なものといえると思います。そして、時とともに変化し、また事柄や環境によってもあっというまに変化するので、私たちは意識していないことの方が多いのですが、実はいつも自分たちとともにそれは存在しているのです。そして私たちに大きな影響を与えてしまうのです。

 

 そのことについて私が知ったのは、新しい仕事場をみつけて採用され、それまで見ず知らずの人たちのなかで仕事に通い出したときでした。その場の人間関係や会社の仕組み、しごと内容もよく飲み込めてない中、言われたことをやっているうちにも、いろんなことが起こります。知らない事にはあまり首をつっこんでへまをしないように気をつかっていても、直接あまりかかわりのない先輩から、

「なんでこういうことをするの?」とわけのわからないことを質問されることもありました。また、お掃除を頼まれてやってたら、終わったあとから

「この汚れとってくださいね。」といつも必ずのように言われたり。まわりに私から見れば掃除のゆき届いてない、埃だらけのところがたくさんあるのにです。

 そんなこんなの仕事を終えて帰ってきたら、体は疲れているうえに気持ちもどんよりしていて、やっと見つけたやりたい職種であるにもかかわらず、

「このままでつずくのかな?」と思えたりして、この気分をなんとかしなくてはと思ったのでした。

 そのとき出会ったのが、『スポーツ心理学の専門医が教える 勝つための脳と心の科学』という書物でした。

 仕事の合間に、本を読み、オーディオをきいて、その方法を学び、日々の仕事に活かしてみようとやってみました。心の問題なので、数字にあらわして変化を伝えることができないのですが、少しずつ読みすすめていき毎日を過ごすなかで、幾度となく変化を実感することができました。

 べつに本のコマーシャルをするつもりはないのですけどね。けれど、まだあやうかった自分を支えてくれたのも、事実です。

 そんな日々を積み重ねながら、仕事場全体のようすや、その会社が歩んできた歴史や、力を入れている方向性や、その場の人たち同士のコミュニケーションのとり方などを理解できてきて始めて、心の余裕をもってその場にいて仕事ができていると思えるようになりました。自分の性質や性格をその場でどう活かせばともに働く人たちのなかでよろこばれるのか、すなわち自分の居場所というべきものが、見えてきたように思いました。

 そのうえで、初めのころにはギクシャクした感じを持っていた先輩ともわだかまりがなくなり、仕事のことで言われても内容がわかっているのでこちらからの対応もできるようになりました。

 心の問題は形にあらわしにくいので、とらえようがないように思っていたのですが、

世の中にはそんなことをも、わかりやすく説明する能力をもっている人がいるのかと、はじめてスポーツ心理学の科学にふれたときに思ったものです。

 

  今日は、感情というものが、私たちにとってどういうものかというのを、そのさわりの部分を具体例交えてふれてみました。

 これ、目に見えないけれど、日々の生活や幸せ感にとってもとても大切なものだと思います。そしてそれを、より良い感情に少しずつでも変えてゆけたら人生の質を良くしていけて、それを自分で実感することができるのです。

 そのために、感情を自分でみつめていってて、それを自分で意識的に変えて行けるための準備が必要です。